ミセスSDGs2025|滋賀代表 独占インタビュー

立木 つばさ(たちき つばさ)滋賀代表

職業:美容業
生年月日: 1990/12/02 34歳
出身地: 京都府
身長: 159cm
趣味: 動物と触れ合うことと海外旅行が好きです。
特技:フラワーアレンジと文字を書くことです。

ファイナリストに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?

自分の長年の夢が叶ったような気がして、気持ちを表現するに相応しい言葉が見つからないぐらい嬉しかったことを覚えています。

あなたを一言で表すと、どんな人でしょうか?(理由もあわせて)

冒険家です。周りから不可能だと言われる道を進みたがる性格だからです。一見なにもないところに新しい可能性を見出すことが私の生きがいです。

SDGsの17のゴールの中で、特に共感しているゴールはどれですか?その理由やご自身の体験を交えて教えてください。

目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」です。20歳の頃に望まない形で性的コンテンツに関わり、それが原因で働けない時期がありました。その後セックスワーカーとして生きることを選びましたが、引退して支援に携わる中で、多くの女性が偏見や孤独に苦しみ、可能性を諦めている現実を知りました。私は、性産業に携わる経験も人生の一部として尊重されるべきだと思います。そして女性一人ひとりが、自分の心を健やかに保ちながら自由に未来を選択できる社会をつくることが、ジェンダー平等の実現につながると信じています。

普段の生活の中で意識している「小さなSDGsの実践」はありますか?(例:エコバッグの利用、食品ロス削減、地域活動 など)

働きがいを育むための一環として、訪れたお店のオーナーさんやスタッフさんの素敵な人柄が伝わるような形で口コミを書いたり、保育園の先生に日頃の感謝を伝えるお手紙を送ったり、関わる人たちと”ありがとう”の花束を束ねることを意識しています。また、SNSを通して日常でのコミュニケーションのヒントを発信しています。人との関係性を持続可能にすることも、私なりの小さなSDGsの実践だと思っています。

あなたがミセスSDGsのグランプリに選ばれたら、どのような社会的テーマに取り組みたいですか?

女性の可能性を広げるために性被害や職業差別の問題に取り組みたいと考えています。ただ権利を訴えるのではなく、当事者が自分の未来を信じ、自発的に学びを深められるような啓蒙活動を行います。そして日本にとどまらず、世界の女性の選択肢を広げるために、カンボジアのゴールデンシルクを使ったプロダクトを日本で普及させ、セックスワークを強制されている女性たちを減らす活動にも取り組んでいきます。

あなたがもしSDGsの18項目目を作るとしたら、何を作りますか?

「愛を育もう」です。17の目標を叶える力の根底には、誰かを思いやる気持ちがあると思います。家族を大切に思うから環境を守りたい、子どもの未来を信じるから教育に力を入れたい、友人との絆があるから社会を良くしたいと願える。だから私はすべてのSDGsを支える18番目の目標として「愛を育もう」を掲げます

お子さんや次の世代に伝えたい「持続可能な未来」のためのメッセージはありますか?

子ども達を幸せにしたい。守りたい。その願いは誰の心にもあるはずです。
けれど、子どもや次の世代を思いやる気持ちはあっても自分自身を大切にすることを忘れてしまう人は少なくありません。
「お母さんは自分を大事にしているよ。自分を愛しているよ」そう胸を張って伝えられる姿こそが、子どもたちにとって最大の安心であり、未来への贈り物になるのだと私は信じています。自分が幸せだと胸を張って言える大人が増えたとき、きっと世界に持続可能な未来が訪れると思います。

 

ミセスSDG日本大会へ向けての意気込みをお聞かせください

どんな過去があっても、いつからでも輝ける。そのことを自らの姿で証明したくて私はミセスSDGsに挑戦しました。最後の瞬間まで自分らしく、繊細な所作と言葉に心を込め、皆様に愛を伝えて参ります。

最後に、応援してくださる方々や社会に向けて一言メッセージをお願いします

私は女性の声を代弁するアドボケイトになると心に誓い、SNSでの発信を続けてきました。その真っ直ぐな想いが私をこの舞台へ連れてきてくれたのだと確信しています。目を閉じれば、いつも応援してくださる皆様の顔が浮かびます。私は一人ではありません。皆様と共にミセスSDGsという大舞台に挑戦しています。この大会を通して、過去に縛られ諦めてしまった人へ、自分を信じられずに立ち止まっている人へ勇気と希望を届けます。未来は必ず変えられると私が証明します。どうか見守っていてください。