ミス・ワールド2019日本大会グランプリ神奈川県出身の高校2年・世良マリカさん

世界3大ミスコンテストの中で最も歴史が長い美の祭典『ミス・ワールド2019世界大会』に出場する日本代表を決める『ミス・ワールド2019日本大会』が27日、都内で開催され、日本代表には神奈川県出身の高校2年・世良マリカさん(せら・まりか/16)さんが選ばれた。1951年から始まる同ミスコンで、16歳は日本代表の史上最年少記録となった。

最後の自己PRスピーチで世良さんは「日本の魅力を世界に発信するだけでなく、世界のできごとを日本に、そして世界の課題を世界に発信してまいります。世界中の人々に『自分にできることは何か』を考えてもらうきっかけを作ることで、社会の発展に貢献してまいります」と話した。そして「10年後、いや5年後に『選んでよかった』と思わせます。世界で活躍できるのは私です」と宣言していた。

最年少ファイナリストだった世良さんは日本代表に決定した瞬間、ほかの候補者と抱き合って感激。茫然自失といった表情でティアラとたすきを受け取り、笑顔で喜びを噛み締めていた。

授賞式後に司会からマイクを向けられると「とにかく、うれしいです」と素直な心境を口にし、「これから日本を背負う覚悟で、ここからが始まり。これから、頑張ります」と決意表明。「日本代表が私でよかったと思ってもらえるような日本代表になります」と力強く語っていた。

大会終了後に取材に応じた世良さんは「うれしい気持ちと、責任感を感じております」と笑顔。エキゾチックな顔立ちで、父親がカナダ人で母親が日本人のハーフ。史上最年少で日本代表に選ばれた勝因を問われると「私が世界に生きたいという強い思いがあったからでは、と思います」と振り返った。

現役の高校生らしく、夏休みの宿題についても質問が。きのうから学校が始まっているそうで「頑張りました」としつつ「まだ提出期間が来ていないのは、ちょっと残っています。宿題もキチンと終わらせて世界大会に挑みます」と断言して笑わせた。

現在は芸能事務所に所属し、モデルとして活動を初めて約1年。「将来、モデルとしての発信力を生かして、世界にいろいろな問題を伝えたいです」と夢を語った。憧れの存在を聞かれ「小さいころからローラさんが大好き。インスタグラムで世界の環境について発信している。私も発信力のあるモデルになりたいです」と目標とする人物を口にした。

1951年にイギリス・ロンドンで第1回大会が行われ、今年で69回目を迎える同ミスコンは「目的ある美」がスローガン。応募総数8415人。この日行われた選考会では、満16歳以上28歳以下の日本国籍を有する未婚女性の中から選ばれたファイナリスト30人が集結。“品格”“知性”“タレント性”そして“美しさ”を競う審査会を経て、日本代表が決定した。

グランドファイナルは11月20日から12月14日までの間、イギリス・ロンドンで開催される。

■『ミス・ワールド2019日本大会』各賞受賞者&TOP10

【各賞受賞者】
●ミス・ワールド2019日本代表:世良マリカさん
●準ミス・ワールト2019日本代表:矢部みゆきさん、坂入みずきさん、岩瀬まいらさん
●審査員特別賞:渡邉樹里さん、野原梨沙さん、大野南香さん、林愛実さん
●実行委員長賞:中根菫さん、山口知世さん
●ミス・ヨガ賞:高橋ちはるさん、岡田茉里乃さん、松本捺美さん、三宅沙也加さん
●日本伝統文化賞:二川桜子さん、植代優莉葵さん、町田満彩智さん
●TBSボイス賞:塩田結以さん
●ミス・健康福祉賞:中村玲実さん
●CPコスメティクス賞:矢部みゆきさん

【TOP10】
千葉県出身のモデル・岩瀬まいらさん(いわせ・まいら/22)
埼玉県出身の獨協大学3年・矢部みゆきさん(やべ・みゆき/20)
東京都出身の広告会社勤務・渡邉樹里さん(わたなべ・じゅり/24)
茨城県出身のモデル、女優・山口知世さん(やまぐち・ちせ/27)
福井県出身の看護師・中根菫さん(なかね・すみれ/23)
北海道出身の東京学芸大学3年・野原梨沙さん(のはら・りさ/21)
愛知県出身の東京大学医学部3年・大野南香さん(おおの・みなか/20)
千葉県出身のフルート奏者・林愛実さん(はやし・あいみ/28)
神奈川県出身の高校2年・世良マリカさん(せら・まりか/16)
埼玉県出身の医師・坂入みずきさん(さかいり・みずき/26)

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