
カラオケの精密採点で100点を叩き出す。
いまやそれはSNSで称賛される“実力の証”となり、多くの人が目標にする到達点になっています。
しかし、ボーカル表現を追求する音楽プロジェクト「音色兼備」の鶴田香耶は、その価値観に一石を投じます。
「100点だから上手い、とは限りません。」
言い切るその言葉の裏には、採点競争のさらに先にある“歌の本質”がありました。

■ 点数はゴールではなく入口
鶴田はまず、誤解のないようにこう前置きします。
「音程やリズムが正確であることは大前提。
そこが整っていなければ、表現のスタートラインにも立てません。」
そのうえで、こう続けます。
「でも満点なのに、もう一度聴きたいと思えない歌がある。
逆に少し揺らいでいても、なぜか忘れられない歌もある。
私たちが目指しているのは、後者なんです。」
採点は努力を可視化してくれる優れたツール。
けれど、それが歌の価値のすべてではないと言います。
■ 採点では測れない、本当に大切なこと
音色兼備のレッスンで繰り返し問われるのは次の4つ。
・歌詞をどう理解しているか
・どんな人物として歌っているか
・どんな温度で感情を届けているか
・聴き手に何を残したいか
「ここが曖昧なまま上手に歌っても、心には残らない。」
技術は“条件”。
しかし“答え”ではない。
それが彼女たちのスタンスです。
■ 「100点は取れます。でも…」
鶴田は率直に認めます。
「採点対策をすれば、100点に近づけることはできます。
実際に達成する方もいます。」
しかしすぐに、表情を引き締めます。
「でも、人を感動させる歌を作る方が何倍も難しい。」
なぜならそこには正解がなく、
歌い手の人生、解釈、覚悟までもが問われるから。
■ 音色兼備が定義する“本当の歌唱力”
それは
技術 × 解釈 × 伝達
「どんなに綺麗な声でも、“なぜその声なのか”がなければ弱い。
理由のある歌は、人の心に入り込みます。」
歌はスキルではなく、完成された表現物。
そう鶴田は語ります。
■ それでも、100点を目指すあなたへ
ここで終わらないのが音色兼備。
理想論だけではなく、実践的な情報も提示します。
今回、彼女たちは**“100点を取りやすい楽曲”**を公開しました。
「採点の仕組みを理解するのも実力。
その先に表現があるからです。」
🎯 男性が狙いやすい曲
福山雅治「桜坂」
秦基博「ひまわりの約束」
スピッツ「チェリー」
菅田将暉「虹」
🎯 女性が狙いやすい曲
いきものがかり「ありがとう」
西野カナ「Best Friend」
Kiroro「未来へ」
あいみょん「マリーゴールド」
🎯 機械受けの“常勝曲”
中島みゆき「糸」
一青窈「ハナミズキ」
レミオロメン「3月9日」
ゆったりしたテンポで、安定性やビブラートの加点が入りやすいのが特徴です。
■ 100点に近づく具体的なテクニック
✔ フェイクやアレンジを入れない
✔ 原曲通りまっすぐ歌う
✔ ビブラートは長く安定
✔ マイクを動かしすぎない
✔ 音程バーを目で追う
「採点は芸術というより、スポーツに近い。」
まずはルールを攻略する。
そこから表現へ進む。
■ 点数の先にある未来
採点文化は、歌の練習を身近にしました。
それは素晴らしい進歩だと鶴田は認めます。
その上で、静かに問いかけます。
「あなたの歌は、誰かの記憶に残っていますか?」
数字は更新され、いつか忘れられる。
でも感動は、人の中に生き続ける。
「だから私たちは、点数の先を教えたいんです。」
■ 2月15日、音色兼備が動く
音色兼備は2月15日より、
カラオケ100点チャレンジ動画をSNSで公開予定。
THEカラオケ★バトル、千鳥の鬼レンチャン出演を目標に、
日々リアルな挑戦を発信していきます。
点数か。
感動か。
その両方を追いかける彼女たちの挑戦に、
注目が集まりそうです。


















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